誰にも負けない武器を持って働きたい。
その思いから弁護士を目指す

大学4年生の時、漠然と、他の学生と同様に一般企業への就職活動をしていました。就職活動をする中で、自己分析をし、エントリーシートを作成する中で、「これだけは他の誰にも負けない、と言える武器を持って働きたい」と思っていることに気がつきました。父親がメーカーの技術者として、専門性を持って仕事をしており、その影響もあったのだと思います。しかし、私は、数学や物理よりも、国語や歴史が得意な典型的な文系人間でしたので、そんな私が専門性を発揮できる仕事はどのようなものがあるのか考えたところ、弁護士という職業が思い浮かびました。当時仲の良かった先輩が弁護士を目指してロースクールに進学していた影響もあり、私も、弁護士を目指してロースクールに進学することにしました。ロースクールで勉強を重ね、司法試験に合格し、弁護士になることができました。

弁護士は依頼者の人生を左右する仕事。
責任感を持って職務に取り組む

私が国選弁護人として経験した刑事事件の一つに、企業の社長が逮捕・勾留された事件がありました。初めて警察署でその社長と面会した際、重要な得意先から紹介を受けた大事な仕事の期日が間近に迫っており、このまま勾留された状態では仕事ができず、今回の仕事を失うだけでなく、重要な得意先からの信用が失われてしまうかもしれない、差し迫った状況であることがわかりました。そこで、社長から詳細に話を聞き、勾留が継続することによる仕事への影響を書面にまとめ、資料とともに裁判所に提出したところ、勾留に対する準抗告(異議申立て)が認められ、無事、その仕事の期日前に社長を釈放することができました。釈放が認められたことを社長の奥様に電話で報告した時、奥様が泣きながら御礼を言って下さったことは今でも忘れません。当然、刑事事件ばかりが弁護士の仕事ではありませんが、弁護士の仕事は依頼者の人生を左右する重大な仕事であることを実感し、それだけの責任感を持って日々の職務に取り組まなければいけないと感じた事件でした。

派手さはなくとも、とことん突き詰めて考える。
事件に真摯に取り組む弁護士でありたい

幼い頃から、わからないことはわかるようになるまでとことん突き詰めて考えるタイプでした。例えば、小学校で分数の割り算を習ったとき、割る数をひっくり返して掛ければ答えが出ると習うのですが、どうして割る数をひっくり返して掛ければ答えが出るのか腑に落ちず、自分で納得するまでずっと考えていたことを記憶しています。弁護士になってからも、まだまだ未知の事項はたくさんあるのですが、事件に取り組むに当たっては、わかったつもりにならず、時間の許す限り、自分が納得できるまで調べたり、考えたりするようにしています。 弁護士を目指したきっかけとも関係しますが、派手さはなくとも、わからないことはとことん突き詰めて考え、誰にも負けない武器を持った弁護士になりたいと思います。そのためにも、日々研鑽に励み、一つひとつの事件に真摯に取り組んで行きたいと思います。

取扱分野- Business Field -

経歴- Career -

早稲田大学法学部卒業
名古屋大学法科大学院修了
2015年01月 弁護士登録(新67期)、
「南舘・北川・伊藤法律事務所」入所

所属委員会・役職等- Affiliation committee, Position -

<愛知県弁護士会>
「法教育委員会」委員、「研修センター運営委員会」委員(相続専門)

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