弁護士としてのキャリアは50年以上。
企業や個人の案件をこつこつ地道に
南舘欣也弁護士が弁護士としての活動をスタートさせたのは1964年。弁護士としてのキャリアは50年を超えます。南舘・北川・木村法律事務所の所長として事務所を率いながら、今も第一線で弁護士活動を行っています。
父親も弁護士、祖父も弁護士という弁護士一家に生まれながらも、大学卒業後、すぐに弁護士になったわけではなく、一旦は一般企業へ就職します。
「将来的に海外に駐在したいという思いもあり、商社に入社しました。その会社では事業部という部署に配属になり、商社の機能を超えて、メーカー的なことができないかを考える、会社の未来を背負った部署でした。未知の仕事を作り出すべく色々なアイデアを出し、それを実現化していく仕事は本当に面白かったですし、企業勤めをしたことで得た経験は今でも大変貴重です。」
企業での仕事は充実していましたが、法曹になりたいという気持ちも一方であり、悩んだ末企業を辞め、当時弁護士事務所の所長をしていた父親の仕事を手伝う形で、弁護士としてのキャリアをスタートさせました。以後、現在に至るまで南舘・北川・木村法律事務所は企業や個人の顧問先を多く抱え、その中には、南舘弁護士が弁護士になった当時から現在も関係が続く、50年以上の付き合いの顧問先もいます。
「私が弁護士になった1960年代は、名古屋の弁護士もまだ200名ほどしかいないような時代でした。当時公害が社会問題として認識され始め、一世を風靡しましたが、私はそういう事件とは縁遠く、企業のお客様の案件や個人のお客様の案件をこつこつ地道にやってきました。」